幼稚園でお友達と遊んでいて、うまく遊びに入れず、誰かに構ってもらいたいときに、相手を叩いたり、噛んでしまうことがあります。
- 2014.02.24
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お子さまのお困りごとを考えるうえで、ABC分析という考え方が役に立つことがあります。ABC分析とは、色々な行動を「きっかけ・行動・結果」に分けて理解する方法です。
この状況では、お子様は相手を噛む・叩くことによって結果的に誰かにかまってもらえるという良いことが起きています。自分がした行動がどういうことであれ、本人にとって良いことになるので、この行動が続いてしまっています。
対応としては、Bの行動の部分で、「入れて」と言って参加する練習をして叩かなくても要求を伝えられるようにすることや、Cの結果の部分で相手を噛んだり叩いたりしたときは、別のお部屋に移動して友達と遊べない状況を作る等が例として挙げられます。
一例ではありますが、このようにABC分析を用いて、お子様のお困りごとを一緒に考えていくことができます。お困りごとは様々だと思いますが、一つひとつお子様に合った対応方法を一緒に考えていければと思います。